金属材料におけるJIS規格と海外規格の注意点

部品の海外生産やグローバル調達を行う際に知っておきたい重要情報のひとつに金属材料の規格の問題があります。

日系企業間でのやり取りであればJIS規格での指示(SC材、SS材、SCM材等)で大きなトラブルとなることは少ないですが、現地企業とやり取りを行うとなると、規格の違いから大きなトラブルが発生してしまうことがあります。

例えば、インドで生産を行う際に、図面上でJIS規格で材料をしているすると、材料の調達自体が極めて困難で、日本から材料を特別に配送する必要が出たりします。この場合、リードタイムやコストに大きな影響を及ぼしてしまいます(インドの場合はISO規格での金属材料を指定する必要があります)。

 

それぞれの国によって材料の調達性、流通性が大きく異なるため、部品を海外生産、グローバル調達する際は、生産国においてどの規格での材料選定が最適かを十分に検討することが重要です。

 

↓海外材料規格の対応表↓

http://xn--xck8ayb1c3345a3l1b.com/standard.html