センタレス研削盤の限界精度2

センタレス研削は、文字通りセンターを取らずに加工する加工方法です。

センタレス研削の特徴は、サイクルタイムの速さ、量産対応性にあります。センターを取る研削加工は、高精度の加工を行いやすいという特徴がありますが、1つ1つワークを固定してからの研削加工となるため、時間がかかってしまいます。
現実的に、月産10000個や100,000個といったロットの研削加工を行うには、センターを取っていてはロボット等を駆使しても不可能です。

精密シャフト.comを運営するE&H Precisionでは、
φ4 ×120mmのワークに対して、「真円度:0.3μm」「面相度:Rz 0.4〜」「外径精度:1.5μm」までの精密加工を、月産100,000といった量産生産のレベルで加工可能となります。

このレベルの加工精度が必要な部品は、世の中に数ある精密ピンやシャフトの中でも限られますが、例えばディーゼルエンジンのインジェクターなど、連続・高速で摺動等を行うシャフト等には性能面から欠かせない精度レベルとなります。